●困っている患者さんを救いましょう
以前、咬合の不調和が原因と言われていたものが覆り、咬合の調整では治らないものとされ、難しさの増す顎関節症です。他の歯科疾患のように比較的単純に診断から治療に入ることができないのが顎関節症です。
患者さんも歯科医師も困る、わかりにくい病気とされていますが、著者が臨床の積み重ねと学術的探求から得て成功してきた、患者さんと自身が治療の主役であるという方法論が患者さんを救います。
患者さんへのベストアンサーのための本ですが、対応の仕方、原因・治療法の説明の仕方として参考になる本です。
【Q&A】
顎関節症って、どんな病気?
顎関節症は、関節・骨・筋肉のどこに問題があるの?
どうして、顎関節症になるの?
顎関節症はどうやって治すの?
症状に気づいたら、すぐに診てもらうべき?
顎関節症は予防できる?
顎関節症と、頭痛や肩こりに関連性はある?
噛む力が弱い子どもは将来、顎関節症になりやすい?
顎関節症の人が入れ歯を使っても大丈夫?
どんな人が顎関節症になりやすいの?
スポーツが顎関節症のリスクになることはあるの?
スプリント療法とは、どんな治療法ですか?
◆参考解説
I.顎関節の特徴と構造
II.顎関節を動かす筋肉
III.日本顎関節学会による顎関節症の病態分類
IV.顎関節症のタイプと症状
V.顎関節症とその鑑別疾患
VI.精神疾患と顎関節症の鑑別
VII.顎関節症と薬剤との関連性
VIII.顎関節症の診断・治療
◆コピーして使える巻末付録
○自己牽引療法 (あごのストレッチ)の方法
○日常の生活での注意事項