一見、ホープレスに見える歯でもチャレンジしたい!
そのための着眼点とノウハウが本書にはあります!
日々診療をしていて、「この歯は残せるだろうか」、「残すとしたら、どのようにアプローチしていったらいいのだろうか」と迷う症例は少なくない。
『歯周ポケットが深ければペリオ、根尖病巣があればエンド』と分けて考えてしまいがちだが、炎症の波及していく経路は同じ1本の歯のつながった組織であることを考えると、それぞれの領域は互いに影響しあっていると考えられる。
しかし、歯周ポケットが深く根尖病巣と繋がってしまっているようないわゆるエンドペリオ病変に関しては、治療の手順があまり明確化されていないのが現状である。
本書は、そんなエンドペリオ病変にフォーカスを当て、普段エンドとペリオの両方に携わっている筆者らがまとめたものである。
日々の臨床のなかで、1本でも多くの歯を「保存してみよう」と思えるようなきっかけとなれば幸いである。
【CONTENTS】
Front Atlas
エンドペリオ病変はここまで治癒できる
Chapter 1
エンドペリオ病変はどのような疾患なのか?
Chapter 2
エンドペリオ病変の治療戦略
Chapter 3
症例から学ぶエンドペリオ病変の治療戦略