災害大国・ニッポン。東日本大震災において注目されるようになった誤嚥性肺炎をはじめとする「震災関連死」。災害時の対策として、口腔ケアの重要性がようやく注目されつつあるなか、「災害で何とか生き残ったにもかかわらず、歯や口が原因で命を落とすことがあってはならない」と「救える命」のために、立ち上がった歯科医療従事者たち。災害の教訓をつぎに生かし、「繋ぐ」べき経験と想いがここにある!
【主な目次】
はじめに
第1章 「怨念」見殺しにしてしまった
第2章 「連携」経験を引き継いで活かす
第3章 「使命」生還者に与えられた役割
第4章 「継続」気づけばみんないなくなった
第5章 「責任」災害時の公衆衛生こそ行政の責務
おわりに