その患者にとっていま 何が最適な治療法であるかに著者は知力を尽くす
ときに素早く決断し ときに患者よりも ずっと深く思い悩む その手法は徹底して厳しく かつ優しい
本書収載の112症例(写真約2,000枚)はいくつかの中断例を含め著者が集学的な アプローチを図ったものである
これらの患者をとおして歯科臨床がなんと豊かさに満ちた医療領域であるかを著者は開示する それはもしかすると 「私たちの歯科臨床はほんとうはこういう姿だったのではないか」という光景かもしれない また 本書に示された著者40年の臨床知の軌跡をたどることで 診断と治療上の 飛躍的なスキルアップに役立つ
【CONTENS】
1 歯科臨床における診断とは
2 線を引かない歯科臨床
3 マイナスの少ない歯科臨床
4 ブラキシズムと歯科臨床