漢方薬は昔から使用されているが、近年8割以上もの医師が漢方薬を処方しているといわれており、漢方薬を服用している患者の歯科受診はこの先さらに増えていくと考えられる。
そこで本書では、歯科医師を目指す学生や初学者が漢方医学を体系的に学ぶことができるような基本的事項や、臨床の現場でも役立つ西洋薬との相互作用と有害作用などを簡潔にまとめた。
2017年4月から、歯学教育のコアカリキュラム「和漢薬」が明記された。大学の授業では教科書として、一般歯科医院では治療に役立つ入門書である。
【主な目次】
第1章
漢方医学と西洋医学の違い
第2章
口腔疾患に有効な漢方薬
第3章
医科で処方される主な漢方薬
第4章
漢方薬と西洋薬の相互作用と有害作用
第5章
漢方薬の選択方法
第6章
付録