体外被曝と体内被曝、医療被曝の違いやCTの普及は日本が世界一であるなど、パノラマ写真4万枚を見続けてきた著者が豊富な話題に触れながら、歯科治療、特に画像診断について、写真や具体例を挙げてわかりやすく述べています。
歯科における放射線は一般の方の認知度も低く、どんな存在かよく分からない方がほとんどだと思います。歯科医師や歯科衛生士のような歯科医療従事者だけでなく、一般の方にも歯科の中で放射線が果たす役割を少しでも知っていただきたいとの著者の思いから企画された一冊です。
【目次】
第一章 放射線被曝の問題
第二章 放射線とは何か
第三章 放射線の医学利用
第四章 歯科医療と放射線
第五章 歯科放射線診断について
第六章 海外留学を経験して
第七章 日本歯科放射線学会と関連学会の活動