THCコントロールは、もはや顎関節症治療だけのものではない。歯牙破折や歯周病などあらゆる歯科疾患の悪化を予防し、歯を長期に保存できる、最も有効で非侵襲的な方法である。
歯を削ることなく、TCHのコントロールだけで口腔内の多くの問題が解決できれば、患者さんの歯の寿命は長くなり、歯科医にとって治療がしやすくなることは間違いない。プラークコントロールと同様にTCHコントロールの重要性を必ず実感するはずだ。
【CONTENS】
こんな患者さん、来ませんか? Case1~4
Chapter1 TCHコントロールを日常臨床に取り入れるメリット
Chapter2 TCHのリスク診断
Chapter3 TCHのリスク別対応法
Chapter4 TCHを長期間化させない咬合治療
Chapter5 メインテナンス時のTCHコントロール
Chapter6 TCHコントロールを取り入れた臨床例