歯科疾患の原因はどの国も基本的に同じであり、予防や治療を行う際の原則は歯科領域においても世界共通です。他の国の小児歯科事情を知ることは、わが国の歯科医師、特に小児歯科医にとって大変興味深く、また、臨床や研究を行う上で、患者にとっても参考になると思います。
本書には、日本を含め世界18か国の歯科情報が記載されています。いずれも、日本の歯科医師が各国の歯科関係者に取材したり、現地調査を行って得た情報をもとに書かれたものです。また、海外で歯科医師免許を取得し、学位取得を目指して日本の大学で学んでいる留学生にも協力をお願いし、各国の歯科医療制度の特徴、また、その長所や問題点などについて詳しく解説してもらいました。
多くの人々んい、本書が活用されることを期待しています。
―「はじめに」より抜粋・要約―
[本書で取り上げた18か国/掲載順]
韓国/中国/台湾/モンゴル/ベトナム/タイ/マレーシア/ミャンマー/ネパール/インドネシア/
シンガポール/オーストラリア/ベラルーシ/デンマーク/ドイツ/イギリス/アメリカ/日本