前著 「小児歯科・矯正歯科の基本を大切にした小児期からの咬合治療」 から6年、口腔機能ブームやアライナー型矯正装置の普及といった小児を取り巻く歯科医療の変化に合わせて、改めて“よりわかりやすく、より詳しく”を意識して内容を見直し前著を上回る増補改訂を行った。
数多くの図やイラストを追加し、症例も大幅に入れ替えを行った結果、ページ数も増加した。
本書は前著に続き豊富な症例と図表を多く取り入れることで、より実践的で、わかりやすい内容となっている。
小児歯科はもとより、矯正歯科の基本を大切にした咬合を考えた筆者ならではの治療法で、“時に不規則で、目が離せない、手間のかかる臨床”である早期治療、そして個々の患者に誠実に向き合った臨床をまとめた1冊である。
CONTENTS
序 章 口腔管理がすべて
第1章 成長発達期における包括的な口腔管理
第2章 小児の咬合治療を行う前にしっておくべき視点と注意点
第3章 咬合治療の流れ
第4章 乳歯列期咬合治療の実際
第5章 混合歯列期咬合治療の実際(1)
-叢生症例への対応ー
第6章 混合歯列期咬合治療の実際(2)
-上顎前突症例への対応ー
第7章 混合歯列期咬合治療の実際(3)
-反対咬合症例への対応ー
第8章 永久歯列期咬合治療の実際(1)
-叢生症例への対応ー
第9章 永久歯列期咬合治療の実際(2)
-上顎前突症例への対応ー
第10章 永久歯列期咬合治療の実際(3)
-反対咬合症例への対応ー
第11章 歯列交換期における萌出障害への対応
第12章 永久歯先天欠如を認める小児患者への対応
第13章 口腔管理を成功させるために