小児期における正常な口腔機能の獲得は、全身の成長発育に大きな影響を及ぼします 。
本書では、口腔機能発達不全症や小児の閉塞性睡眠時無呼吸、アライナー装置による矯正治療などについて解説すると共に、小児の歯列と咬合を育み、健やかな成長を支えていくために必要な視点と臨床の実際について、小児歯科・矯正歯科のエキスパートが症例を交えて紹介しています。
【目次】
I 健全な歯列・咬合で健康寿命の延伸へ
小児の機能と形態について 臨床研究に思いを馳せて・・・・・・竜 立雄
健康優良児は健康寿命ジジイか? 里見 優
早期治療は健康寿命延伸に繋がる 8029達成者” から学ぶ早期治療の重要性と犬歯誘導の確立と維持・・・・・・関崎和夫
Ⅱ 口腔機能発達不全症への対応
新生児から乳幼児における口腔機能の育成と口腔機能発達不全症の臨床・・・・・・土岐志麻
MFTを応用した小児の口腔機能育成・・・・・・清水清恵
乳幼児期の食育の実際と口腔機能の育成について・・・・・・外木徳子
口腔機能評価法の実際・・・・・・里見優
小児の舌小帯切除に関する日本小児歯科学会による見解から・・・・・・岩崎智憲
舌小帯形成術の術式―適応を正しく見極める すべきこと、すべきでないこと・・・・・・外木守雄
Ⅲ 早期からの不正咬合の治療
叢生の早期治療における歯列拡大治療の問題点・・・・・・関崎和夫
小児の反対咬合に対する治療戦略―乳歯列期, 混合歯列期, 永久歯列期・・・・・・居波徹
小児の上顎前突―機能的顎矯正治療の総括・・・・・・里見優
習癖が成長期の子どもの咬合に与える影響とその対応・・・・・・小川晴也
左右非対称咬合の早期治療・・・・・・髙橋喜美子
小児の顎関節症・・・・・・田村康夫
埋伏歯および萌出障害への対応・・・・・・町田直樹
先天性欠如(多数歯欠損)への対応・・・・・・常盤肇
IV 小児閉塞性睡眠時無呼吸
本章の理解を進めるための“用語解説”・・・・・・ 外木守雄
“寝る子は育つ”健やかな子どもの成長発育のために歯科ができること ―Airway Dentistryの創生を祈念して・・・・・・外木守雄
小児歯科医の視点から小児閉塞性睡眠時無呼吸を考える・・・・・・北村尚正・岩崎智憲
矯正歯科医の視点から小児閉塞性睡眠時無呼吸を考える・・・・・・竜立雄
かかりつけ歯科医の視点から小児閉塞性睡眠時無呼吸を考える・・・・・・清水清恵
V 小児におけるアライナー矯正治療
混合歯列期におけるインハウス・アライナー治療 ―臨床応用と補助装置の工夫― ・・・・・・金尾晃
小児におけるアライナー矯正治療の現在・・・・・・竜立雄
VI 障害児対応とこれからの歯列・咬合育成の展望
一次医療機関で発達が気になる子どもたちと関わっていくには―動画を利用したトレーニングの記録からわかったこと・・・・・・佐藤厚
今後の新しい小児歯科の展望―歯列咬合発育支援の新しい理論を求めて・・・・・・有田信一