咬合の要となる第一大臼歯を齲蝕から守り、正常な咬合関係をつくりあげ、生涯にわたり口腔機能の維持向上を図ることは容易ではない。
本書では小児歯科の視点から第一大臼歯をとらえ直し、
健全な口腔・歯列の育成のために「できること・すべきこと」を確認していきます。
[1] 健全な口腔・歯列の育成における第一大臼歯の役割について
[2] 第一大臼歯の疫学
[3] 第一大臼歯の解剖学的特徴
[4] 第一大臼歯にみられるエナメル質形成不全の疫学
[5] 第一大臼歯のエナメル質形成不全への臨床的対応
[6] 第一大臼歯の萌出と咬合の確立
[7] 第一大臼歯の萌出障害への対応 その1 異所萌出について
[8] 第一大臼歯の萌出障害への対応 その2 埋伏歯について
[9] 幼若第一大臼歯の齲蝕予防
[10] 幼若第一大臼歯の齲蝕罹患に関する疫学
[11] 幼若第一大臼歯の歯冠修復法
[12] 幼若第一大臼歯の歯内療法 その1 歯髄炎
[13] 幼若第一大臼歯の歯内療法 その2 根尖性歯周炎
[14] 第一大臼歯を支台とする保隙装置
[15] 第一大臼歯の動的咬合誘導
[16] 第一大臼歯にみられる歯周疾患
[17] 第一大臼歯からみた口腔機能の育成
[18] 混合歯列期の口腔保健指導
[19] 混合歯列期の栄養指導
[20] 第一大臼歯から考える食育支援