小児期からの口腔の健康に対する意識づけの大切さをはじめ,齲蝕と歯周疾患の予防と治療,そして近年増えつつある歯の形成不全の対応について,症例を交えて解説.
齲蝕への対応では,乳歯・幼若永久歯の特徴をふまえたうえで,齲蝕治療と歯内療法後の歯冠修復,さらに乳歯を早期に喪失した場合の保隙処置まで紹介.
小児の歯周疾患と歯の形成不全について,臨床で必要となる基本的な対応を解説.
CONTENTS
I 小児期に“自分の口腔を守る”基盤と歯科医院との共存を学ぶ
II 小児の齲蝕への対応と歯内療法
1.乳歯・幼若永久歯の特徴
2.初期齲蝕,Hidden cariesの診査・診断・対応について
3.小児へのラバーダム装着のポイント
4.混合歯列期の齲蝕治療の実際
5.乳歯の歯内療法
6.小児の歯冠修復
7.幼若永久歯の歯内療法
8.小児の歯を抜歯する時
9.乳歯の早期喪失後の管理
III 小児の歯周疾患への対応
1.小児の歯周疾患の特徴
2.小児の歯周疾患への対応の実際
IV 小児の齲蝕と歯周疾患の予防
V 歯の形成不全への対応