子どもの食育の問題や、高齢者の摂食・嚥下障害の問題、飽食の時間における栄養の問題等、社会の様々な問題に「咀嚼」がかかわっています。
本書は歯科医師の著者が専門の口腔生理学に加え、栄養学・食品調理学・小児科学・高齢者医学等、多角的な角度から「咀嚼」を考察、解説したものです。
この一冊で教師、保育士、看護師、介護士等、多くの方に咀嚼の基礎知識を身につけていただき、日々の仕事に生かしていただければ幸いです。
【CONTENS】
第1章 咀嚼とは?
第2章 咀嚼を支える体の仕組み
第3章 成長から加齢・老化への道 -吸啜から咀嚼へ,離乳食,発育期の咀嚼-
第4章 食物,食品,食品の物性,調理
第5章 栄養学的観点からみた「咀嚼」
第6章 社会が期待する「咀嚼」の効用