舌が痛い。ピリピリする。口角が切れて痛い。
歯科治療中の際にそのようなことを訴える患者さんはいませんか?
薬剤を処方したのに治癒しない。
口腔乾燥、舌の疼痛から食事量が減っている・・・・・・ そのような患者さんの対応に困っていませんか?
口腔カンジダ症は、疼痛、味覚異常、義歯の不具合を引き起こし、認知機能や栄養状態の悪化、放置による誤嚥性肺炎の原因となります。特に要介護高齢者の口腔粘膜疾患で注意を要する疾患であり、対応は、早期発見、原因除去、専門的な口腔ケアとなります。
本書では、歯科医療従事者が知っておきたい口腔カンジダ症の基礎知識、診断法や治療法、そして、予防・口腔ケアまでを、多数の写真とともに簡潔にまとめました。
【主な目次】
1章 口腔カンジダの基礎
2章 口腔カンジダ症の診断
3章 口腔カンジダ症の症状
4章 口腔カンジダ属が関連する疾患
5章 口腔カンジダ症の薬物療法
6章 口腔カンジダ症の予防