超高齢社会を迎え、総義歯治療は複雑化・難症例化しており、歯科医療DX(DigitalTransformation)が急務となっています。
その変化に対応するなかで、多くの歯科医師が課題に直面し、頭を悩ませている現状があります。本増刊号では、臨床歴50年を超える百戦錬磨の大ベテランから新進気鋭の若手まで、臨床経験や立場の異なる10人の臨床家が紹介する“超高齢社会の総義歯臨床”の実践知が集約されています。
超高齢社会の現状から解剖学的基礎知識、印象採得・咬合採得、3Dプリンティングなどの最新のテクニックまでを網羅し、総義歯治療を1から学び直せる構成になっていますので、ぜひご一読ください!
CONTENTS
1章 基礎・概論
1 超高齢社会における口腔機能低下症の実際と対応
2 口腔機能を評価指標とした全部床義歯の形態設計
3 義歯製作に必要なクリニカルアナトミー
4 総義歯製作における人間学
5 人間学を意識した総義歯製作法
2章 印象
1 概形印象
2 精密印象(シリコーン印象)
3 ティッシュコンディショナーを用いたダイナミック印象(機能印象)
3章 押さえておきたいテクニック
1 コピーデンチャーを利用した総義歯臨床
2 歯合わせ創造科の塩田メソッド・軟化パラフィンワックス臼歯部咬合法のすべて 師匠とともに
3 義歯のリマウント調整
4章 今後の展望
1 連結人工歯を用いた咬合採得から臨床でみえたこと
2 われわれの3Dプリント義歯製作システムの道のりと現在、そして今後のDXに向けて
5章 私の “推し” 義歯治療アイテム