●今よりワンランク上のCR審美修復のために!
■現時点におけるコンポジットレジン修復のレファレンス項目を多数掲載.
■基本原則から臨床上のこだわりまで,多彩な取り組みを紹介.
■CR修復における「上達のポイント」について網羅.
■月刊『日本歯科評論』で好評を博したシリーズ連載「コンポジットレジンによる歯冠審美修復の探求」を収載.
I章 レファレンス
1.Principles―必ず押さえておきたいコンポジットレジン修復の基本原則
①フィラータイプの違いからコンポジットレジンをどう選ぶか
②コンポジットレジンの新たな潮流
③臨床に活かすための接着システム
④充填のプロセスにおいて押させておきたいポイント
⑤審美性の高いコンポジットレジン修復に必要な仕上げ研磨とは
⑥メインテナンス時に必ずチェックしなければならないポイント
2.Techniques―(1)マテリアルセレクション
①どのコンポジットレジンを選ぶか,そしてどう使うか―機能的側面から
②どのコンポジットレジンを選ぶか,そしてどう使うか―審美的側面から
③確実な歯質接着を実現するための接着材の選択
④隣接面形態に有効なウェッジ,マトリックスの選択
⑤より確実な充填を実現する充填器の選択
⑥平筆や細丸筆による形態付与とその操作
3.Techiniques―(2)コンポジットレジン修復の操作
①コンポジットレジン修復の窩洞形成
②接着界面から考えるボンディング操作
③窩洞形態と形態付与から考えるペーストの選択
④充填操作を容易にする充填の順序
⑤フロアブルレジンの裏層における有用性
⑥C-factorの臨床的対応
⑦適切な隣接面形態を再現する隔壁の考え方
⑧レイヤリングテクニックの基本操作
⑨適切な形態と表面性状でより自然な歯を再現しよう
⑩コンポジットレジンでの接触点の与え方
4.Techniques―(3)コンポジットレジン修復の耐久性を向上させるには
①コンポジットレジン再研磨の有効性
②コンポジットレジン修復における臼歯部咬合面の耐摩耗性
③前歯部における色の調和を目的としたベベル形態
④窩洞形態からみる臨床耐久性
⑤WSD(くさび状欠損)修復の長期的な審美性の確保
⑥コンポジットレジン修復物のロンジェビティーを高める歯髄保護とは
⑦患者の満足度と臨床的対応
5.Imagination―歯冠審美修復を成功させる要件
【Beautiful Style】理想的歯冠形態の探求
①より自然にみえる審美的なポイント
②歯冠修復における解剖学的ポイント―前歯
③歯冠修復における解剖学的ポイント―臼歯
④美しい口元を演出しよう
⑤天然歯の色調と色学的ポイント
⑥歯の表面性状から考える歯冠審美修復のポイント
【Art & Colors】審美的な歯冠色の捉え方
①歯冠審美修復に求められる色覚
②シェードテイキングの基本的ポイント
③デジタルによるシェードテイキングのポイント
6.Others―コンポジットレジン修復の臨床的アドバイス
①前歯部の審美修復で難しく感じられるとき
②臼歯部の審美修復で難しく感じられるとき
③コンポジットレジン修復周囲の微小破折と着色に対する考え方
④コンポジットレジンの脱落,破折を回避するためのポイント
7.Cross Talk―コンポジットレジン修復を成功に導くには
「臨床にEⅥdenceをどう活かすか」
Ⅱ章 プラクティス―審美修復の探求
1.レイヤリングの基本的な考え方
2.シェードテイキングの新たな試み―新たなデジタルシェードシステムを用いた臨床のポイント
3.接着を考慮した歯質切削と修復の実際
4.窩洞形態からみる審美修復のポイント―① I級窩洞
5.窩洞形態からみる審美修復のポイント―② Ⅱ級窩洞
6.窩洞形態からみる審美修復のポイント―③ Ⅲ級窩洞
7.窩洞形態からみる審美修復のポイント―④ Ⅳ級窩洞
8.窩洞形態からみる審美修復のポイント―⑤ V級窩洞
9.ダイレクトベニアによる審美修復のポイント
10.複雑な窩洞形態への対応の限界から考えるコンポジットレジン修復
11.ホワイトニングにおけるCR審美修復のポイント―ホワイトニング(天然歯漂白法)の色調にマッチングするCR充填とその注意事項
12.コンポジットレジンによる歯冠審美修復の未来
付録 コンポジットレジン修復の主な関連製品