超高齢社会に求められる歯科医療者の+αの多角的視点(臨床眼)。
各領域のスペシャリストによる厳選15症例に学ぶ!!
超高齢社会のわが国において高齢者に対する歯科治療は、特別なものではないばかりか、診療の中心となりつつあります。
高齢者は、全身疾患や多剤服用、さらには認知症をはじめとした精神疾患など、さまざまな懸念事項を有している場合があり、家族や多職種との情報共有、そして多角的な視点が必要となります。
本書では、高齢患者を診るときに、全身疾患や患者背景を考慮しながら、診査・診断から治療に至るプロセスにおいて、診るべきポイントを実際の症例に沿ってご解説いただきました。
明日からの高齢者臨床に欠かせない必携の書です。
【CONTENTS】
Prologue………松尾浩一郎
超高齢社会に対応できる歯科医療者とは
CASE01………福島正義
口腔乾燥症患者へのう蝕治療
CASE02………水谷幸嗣・岩田隆紀
心臓病患者への歯周治療
CASE03………興地隆史
後期高齢者への歯内療法
CASE04………岩城麻衣子・金澤 学
義歯困難症例への対応
CASE05………佐藤裕二・大澤淡紅子
高齢者へのインプラント治療
CASE06………飯田吉郎
どこまでやるか? 高齢者の審美歯科治療
CASE07………平野浩彦
認知症の人への歯科治療
CASE08………吉田和功・岸本裕充
ビスホスホネート製剤使用患者に行う安全な抜歯
COLUMN………田口 明
BP使用患者への抜歯診断
CASE09………小林義和
心疾患患者の抜歯
CASE10………山添淳一
がん薬物療法患者の安全な観血的歯科処置
CASE11………久保田一政
糖尿病と腎機能低下患者に対する歯科での抗菌薬使用法
CASE12………鈴木宏樹
歯科クリニックでの口腔機能低下症への対応
CASE13………齋藤貴之
地域で行う食支援と摂食嚥下リハビリテーション
CASE14………波多野真智子・大野友久
セルフケアがうまくできない高齢者のメインテナンス・予防管理
CASE15………猪越正直
高齢者への医療面接における留意点
Epilogue………松尾浩一郎
超高齢社会に対応できる 歯科医療者になるには