矯正治療では、成人患者の比率の増加によりリンガルブラケット矯正法を希望する患者が増えています。また、成長期の治療においても、「みえない」矯正治療法をリクエストされる機会は多いと思います。
リンガルブラケット矯正による治療法は確立されてきていますが、臨床の現場では「なぜ?」「こんなときはどうしたら?」という疑問が多いのではないでしょうか。
本書では、臨床経験の豊富な7名の執筆者により、疑問・トラブルの解決策を60の項目に分けてQ&A形式でわかりやすく解説しています。臨床のヒントが満載の一冊です。
【主な目次】
ブラケットの種類
治療のプランニングとアプローチの方法
リンガル矯正のメリット・デメリット
歯冠長の短い歯への対応
歯の形態修正
セットアップ模型
ブラケット間距離
ブラケットの装着
ブラケットポジション
装着後の影響
歯周組織への影響
早期接触
ブラケット脱落時の対応
ブラケット周囲の歯石
ワイヤーシークエンス
アーチワイヤー
トルクコントロール
メカニクス
歯の動き
ボーイングイフェクト
エラスティックの使用
アンカースクリューの使用
ガミースマイルへの対応
他の治療法との併用
ハーフリンガル
CAD/CAMシステム
結 紮
バンド
ディープバイトへの対応
オープンバイトへの対応
抜歯ケースへの対応
大臼歯の近心傾斜
犬歯の抱え込み現象
ワイヤーエンドの処理
チェアタイム
使用器材
治療期間
治療結果の違い
保 定
後戻り
舌の痛みへの対応
患者の転院
リンガル矯正の今後