欠損歯列の患者への対応としてパーシャルデンチャーが千t区されることは、実際に多いのではないでしょうか。
その一方、歯科医師の卒前、卒後の教育においてパーシャルデンチャーと向き合う機会は減少しています。
そこで本書では、両側遊離端折損を中心とした26の症例におけるパーシャルデンチャーの長期経過より、その意義や設計の方法、修理の実際を紹介し、メリットを見直します。
本書で「よく噛めて、長持ちし、修理しやすい」ことが利点であるパーシャルデンチャーを再検証し、欠損歯列の患者への対応の選択肢として学びましょう。
CONTENTS
第1章 パーシャルデンチャーへの認識を改めよう
パーシャルデンチャーは長持ちしない?
―下顎両側遊離端義歯の生存率調査と臨床的解釈
パーシャルデンチャー設計の理論背景―緩圧とリジッド
第2章 よく噛めて,長持ちし,修理しやすいパーシャルデンチャーの要件
“よく噛める”パーシャルデンチャー
―S>B>Rによるリジッドな義歯設計
“長持ちする”パーシャルデンチャー
―次なる課題は支台歯の清掃性
“修理しやすい”パーシャルデンチャー
―慣れ親しんだ義歯を生涯使用してもらいたい
第3章 パーシャルデンチャー長期経過症例集
Case1~Case26
第4章 超高齢社会における“終の補綴”