卒後2年目からアブフラクションにのめり込み、肯定派の研究者として実証を目指していた黒江氏が否定的に捉えるようになった理由を、30年にわたるアブグラクションの肯定/否定双方の論理と、開業して約15年で蓄積した相当数の経過を追ったNCCL症例とともに紹介。
また、臨床の最前線として青島氏、井上氏、築山氏による補綴的アプローチ、医療面接、歯肉退縮への歯周外科治療の内容も盛り込んでいる。
【CONTENTS】
第1章 おさえておきたいNCCLに関する基本情報
1.用語の整理
2.Tooth wear概論
3.NCCLの臨床像
4.NCCLの病因論
5.摩耗の帰還
6.NCCLと歯肉退縮
7.咬耗とNCCL
8.ブラッシング習慣がない集団のNCCL
9.NCCLと象牙質知覚過敏
10.臨床的対応
第2章 症例編
1.症例で読み解くNCCLの病因
第3章 主要論文のレビュー
1.20世紀の論文
2.21世紀の論文