歯周病は40代以上の成人の8割が罹患しているといわれ、まさに国民病と呼べる疾患です。歯がある限り、歯周病菌との戦いは続きます。歯周病の発症予防や進行停止には歯科医師の技量はもちろん、適切な自己管理や生活習慣の改善を始めとする患者さん自身の自助努力、ひいては歯周病治療への理解が絶対に必要なのです。
本書第2部・第3部では、科学的根拠に基づく歯周病研究をライフワークとする著者が、自らと歯周病との出会いをもとにしながら、「歯周病とは何か」を一般の方にもわかりやすく解説しております。お手に取りやすい新書サイズですので、歯周病の実態や治療の将来像を知るための読み物としても、きっとお楽しみいただけると思います。
【CONTENS】
第一部 三代目、歯周病の治療と出会う
第二部 歯周病と歯周治療
第三部 歯周治療の将来