インプラントを用いた矯正歯科治療は、2012年に「歯科矯正用アンカースクリュー」が認定されて以来、急速に普及、今やルーティンな“絶対的固定源”として活用されている。
メーカー各社の認可申請も加速し、2015年春の段階では7種類のスクリュータイプがラインナップ。それを機に、矯正臨床総合情報誌『矯正ジャーナル』では、「最新安価スクリューを用いた矯正歯科臨床」のシリーズをスタート。各デバイスのリーディング・クリニシャンにより、豊富な経験を基にした“メカニクスと治療の実際”が披瀝された。
本書では、この好評連載をベースに、先生方が各デバイスの臨床を比較、選択していただきやすいように再構成した。
いまからインプラントを用いた矯正歯科治療を修練していこうと考えておられる先生方や、現在の臨床を検証されたい先生方に、より“安全・安心”な臨床を身につけてもらうため、それぞれのアンカースクリューのメカニクス(スクリューの特長、関連器材、メカニクスと使用方法、適応症と禁忌症、リスク対策など)と治療の実際(診断と治療計画、スクリューの選択、術式、植立中の管理、保定と予後など)が詳細に、かつわかりやすく解説されている。
【主な内容】
1章 ISA Advance
2章 インディースMS-Ⅱ
3章 AbsoAnchorⅡ
4章 Dual-Top Auto Screw Ⅲ
5章 OSAS ミニスクリュー
6章 Vector TAS
7章 D-PAS JP