一般歯科医も矯正専門医も知っておくべき、生体に優しく長期安定する矯正歯科治療とは
一般歯科医、歯周病専門医の視点も持ち合わせた矯正専門医が、「無駄にしない」「無理 をしない」をコンセプトに、どの年齢層の患者への治療においても突き詰めすぎない、むやみに 抜歯しない、しかし長期安定する点はゆるがせにしない矯正歯科治療について13の視点か ら解説。この視点に基づき実践した治療も豊富に供覧しています。現在の一般歯科医・矯正 専門医の役割と協働について考えることができる1冊。
【CONTENTS】
序章 「無理しない」「無駄にしない」矯正歯科治療のために
これからの日本で矯正歯科治療を行うために必要な視点とは
本章 13の視点を解説と実践例で理解しよう
視点と実践1 抜歯・非抜歯の判断は軟組織(口唇)も合わせて慎重に考えよう
視点と実践2 抜歯・非抜歯の決定は、ひとつの基準だけに頼らない
視点と実践3 この患者には本当に矯正歯科治療が必要か?
視点と実践4 第二次性徴に落とし穴あり
視点と実践5 1期治療の必要性はあるか?
視点と実践6 2期治療の前には入念な診査を
視点と実践7 成人矯正歯科治療で失活歯の扱いに悩んだら
視点と実践8 治療途中で起こる下顎位後退にどう対応するか
視点と実践9 矯正歯科治療と歯周疾患の問題
視点と実践10 難症例は、治療途中でも何度も細やかな診査をすべし
視点と実践11 上下の正中線は、必ずしも一致しなくてよい
視点と実践12 バーティカルストップとアンテリアガイダンスの喪失を防げ
視点と実践13 高齢患者への矯正歯科治療における注意点