訴えられたらどうなる?
訴えられないためにどうする!?
医療過誤訴訟が増加傾向にある昨今、開業歯科医も他人事ではいられません。
「医療過誤により患者から訴えられた」「解雇を巡ってスタッフから訴えられた」など、“医療者”として、“経営者”として、訴訟のリスクは常にあります。
また、“私人”としての訴訟が「歯科医師免許の取消・歯科医業停止の行政処分」に繋がることも……。
本書では、実際に起こった裁判事例を紐解きながら、どのようなケースで歯科医師が訴えられているのか、どうしたら訴訟リスクを減らすことができるのか、歯科治療における“あるべき医療水準”とはどの程度なのかを、丁寧に解説しています。
「備えあれば憂いなし」、ぜひご一読を!
【CONTENS】
第1章 歯科医師としての法務事例
(1)診療録の不記載・訂正と歯科医師の説明義務違反
(2)8年余に及ぶ治療のなかでのX線検査の失念と医療過誤
(3)有病高齢者のインプラント処置後の感染防止義務
(4)インプラント治療の段階に応じた検査・実施・予後管理等の注意義務
(5)医療情報に翻弄される患者と誘発される医療過誤訴訟 ……他
第2章 経営者としての法務事例
(1)スタッフに対するパワハラと不当解雇
(2)勤務医からの解雇無効の訴え~雇用リスクの顕在化~
(3)診療報酬の不正請求から考える歯科医師に潜在するリスク
(4)電子カルテへの不正入力と保険医のリスク管理
(5)歯科医院に潜む個人情報漏洩のリスク ……他
第3章 私人としての法務事例
(1)父の突然死が歯科医院の経営を襲う
(2)不倫・別居・仮面夫婦の10年余の法廷闘争の結末
(3)歯科医師における連帯保証の効能と副作用
(4)交通事故が歯科医師を直撃
(5)強制わいせつ行為による刑罰・行政処分と不服申立の帰趨