◆超高齢社会を迎え、義歯の重要性が増すことはいうまでもありませんが、同時に、義歯の修理“Denture Repair”が日常の歯科臨床において高い頻度で行う診療行為の一つとなってきました。
◆本別冊では、なんらかの原因で破損した義歯を“壊れた原因はなにか”“チェアサイドでどのように手際よく修理するか”“再び破損させないためには”など,破損に対する診査・診断、原因の追及、そして具体的な対処法まで、体系立って“Denture Repair”について整理しました。
◆さらに、訪問歯科診療での義歯の修理の考え方やその実際について、義歯の修理に関する診療報酬算定や材料の解説も加えています。チェアサイドに常備していただきたい一冊です。
■■■本書の構成■■■
【総論,理論編】
義歯破折、人工歯脱離・破損および義歯の維持・安定不良についての原因と対策を、補綴・力学的、材料学的見地および患者サイドの条件から多角的に解説。さらに修理のみでなく義歯の再製が必要となる判断基準についても言及。
【実践編】
まず基本的な義歯の修理の術式について解説。ついで特殊な義歯の修理についても説明。また新技術であるCAD/CAMやレーザーなどの応用例なども掲載。