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総義歯の痛い!外れる!にどう対応するか
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定価:¥5,800-
著者:
村岡秀明
出版社:
ヒョーロン・パブリッシャーズ
出版日:
2018年1月
サイズ:
A4判-変形
ページ数:
72 オールカラーページ

概要

誰もが経験する総義歯臨床の難題、それは術後に患者さんから「痛い!」「外れる!」と言われることです。
きちんとした手順を踏んで作製したつもりでも、臨床では予想外のことが起き、対処を迫られます。なかでも「痛い!」「外れる!」に対しては、即対応・即解決が求められます。
本書では、患者さんから訴えられる「痛い!」「外れる!」への対処を“他院で作った義歯”と“自院で作った義歯”の分け、より実践的に即対応・即解決への道を示します。

【CONTENTS】
PartⅠ 他院で作った義歯が「痛い!」「外れる!」にどう対処するか
 1 できる限り手をつけない
 2 そして,手をつける前に
 3 他院で作った義歯をどう治すか
  1.患者さんの義歯への要望を確認する
  2.手のつけ始めは,「スムーズにする」
  3.「痛い!」ところは削る,「外れる!」にはまず義歯安定剤を
  4.咬合がからむと,上顎は「外れる!」,下顎は「痛い!」
  5.咬合が悪い2つの場合
  6.「外れる!」義歯の診査
   ① 上顎床の維持安定のチェック!
   ② 咬合のチェック!
   ③ 下顎の形態のチェック!
 4 新義歯製作のための旧義歯と口腔内の観察
  1.咬合平面
  2.咬合高径
  3.上顎顎堤の頬側吸収状態および上顎顎堤頂の移動状態
  4.下顎顎堤の付着歯肉の有無ないしその幅
  5.旧義歯が原因で悪いことが起こっていないか
 5 新義歯を作る前に知っておきたい12のコツ
  1.総義歯には総義歯の形がある
  2.おやまの法則を知る
  3.総義歯の模型に外形線は引かない
  4.印象はボディコンにする~骨の形を採る
  5.研磨面ではなく把持面であると考える
  6.義歯を押さえる筋肉と外そうとする筋肉がある
  7.レトロモラーパッドを覆う
  8.咬合平面はカンペル平面と平行にする
  9.基本は上下別々に作る
  10.中切歯の位置が決まり,咬合平面が決まったら,すべてが決まる
  11.臼歯部の頬舌的排列位置はパウンドラインを基準に
  12.上顎は顎堤頂の上に排列するわけではない
 6 新義歯を作る工程


PartⅡ 自院で作った義歯が「痛い!」「外れる!」にどう対処するか
 1 「痛い!」はまず粘膜面をチェックする
 2 上顎が「外れる!」は直接リライニングする
 3 下顎はまず咬合調整をする
 4 周囲筋肉による「外れる!」
 5 最後に,「一番最初に大事なこと」

One Point Column
 1 ピッタリさせると痛くなる?
 2 デンスポットとホワイトシリコーン
 3 デンチャーアドヒーシブとホームリライナー
 4 動かないようにしたら,動かさないようにしろ
 5 おやまの法則
 6 咬合高径の決定法はない
 7 水平的顎位を決定する
 8 咬合採得してから印象採得する
 9 時間外労働のすすめ,休日診療のすすめ
 10 パーシャルデンチャーと総義歯のリライニング法の違い
 11 なぜ,リマウントが必要なのか
 12 義歯の最大の長所は
 13 クレーム処理を通してファンを作る
 14 名高い雨乞いの祈禱師

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