最新の知見に基づくインプラント周囲疾患に対する“メインテナンス戦略がわかる一冊”
「歯周病と同様に細菌由来である」—かつてそのように考えられていたインプラント周囲疾患。
しかし現在は「周囲炎を含む複合的要因により発症する」と考え方が大きく変わっています。
インプラントを長期にわたり口腔内で機能させるためには、定期的なメインテナンスを通じて、常にインプラント周囲組織を評価し続けることが重要です。
本書は、日常臨床においても誰もが実践できる『再現性の高い診査方法』と『エビデンスに立脚した対応法』を一冊に集約しました。
インプラントの長期予後を支える新しいバイブルの誕生です!
【CONTENTS】
CHAPTER1 インプラント周囲疾患を正しく診査・診断できる目を養おう
1-1 我々に求められていること、それは『正確な診断』と『的確な治療』
1-2 インプラント周囲炎に関する見解の推移
1-3 インプラント周囲疾患の診断基準
CHAPTER2 ビジュアルでわかるインプラント周囲組織の状態
2-1 インプラント周囲組織を正しく理解しよう
2-2 インプラント周囲健全組織とは?
2-3 インプラント周囲粘膜炎とは?
2-4 インプラント周囲炎とは?
CHAPTER3 インプラント治療後のメインテナンスのワークフロー
3-0 メインテナンスの進めかた
3-1 患者誘導時のポイント
3-2 アセスメント時のポイント
3-3 含漱剤による口腔内殺菌のポイント
3-4 視診のポイント
3-5 画像検査のポイント
3-6 触診のポイント
3-7 プロービングのポイント
3-8 口腔内写真撮影のポイント
3-9 染め出しのポイント
3-10 エアーアブレージョンによるバイオフィルム除去のポイント
3-11 デブライドメントのポイント
3-12 消毒液での洗浄のポイント
3-13 カウンセリングのポイント
巻末付録 インプラントメインテナンス チェックリスト