義歯難症例への対応やインプラントにおける固定性補綴装置から可撤性補綴装置への設計変更が求められる場合、インプラントオーバーデンチャー(IOD)、インプラント部分床義歯(IARPD)がたいへん有効です。本書では、IODとIARPDの両方について、診査・診断から外科処置、補綴処置、経過観察に至るまでの基本的な考え方や手技をわかりやすく紹介。
また、下顎だけでなく上顎IOD・IARPDへの考察や超高齢社会における補綴設計の変更、デジタルソリューションを活用したワークフローなどのトピックも収載し、IOD・IARPDに取り組む臨床家必携の一冊が誕生しました。
【CONTENTS】
CHAPTER 1 【インプラントオーバーデンチャー編】
1 インプラントオーバーデンチャーの適応症
2 IODの診査・診断
3 IODの外科処置
4 IODの補綴処置 <1>直接法と間接法
5 IODの補綴処置 <2>各種アタッチメントとラボサイドとの連携
6 IOD治療の予後とまとめ
CHAPTER 2 【インプラント部分床義歯編】
1 IARPDの適応症
2 IARPDの診査・診断
3 IARPDの外科処置
4 IARPDの補綴処置
5 IARPD治療の流れとまとめ
CHAPTER 3 【これからのインプラント義歯治療の行方】
1 上顎IOD、IARPDの設計について考える
2 超高齢社会におけるインプラント義歯治療
3 インプラント義歯治療におけるデジタル化の現状