今も昔も「義歯の基本」は変わらないが、相変わらず「義歯は難しい」との声をよく耳にする。
本書では、義歯の基本技術を突き詰め、制作に関するさまざまな要素を再確認し、“痛い、外れる、噛めない”理由を考え、トップダウンで考えて再構築した“違和感のない、外れない、噛める、飲める”義歯である“今井メソッドデンチャー”(通称:すっぽんデンチャーの進化形)を紹介。
保険診療の範囲内で合っても片側性咬合平衡の得られた、リンゴ丸かじりが可能な全部床義歯が作製できれば、昨今の経済情勢や基礎疾患等の身体的事油のある患者にとっては朗報となる。
治療ゴールはみな同じである。
誰もが納得して再現性をもってできるように、術式のシンプル化を意識して執筆した。
義歯に悩むすべての歯科医師の技術向上に役立てば幸いである。(「プロローグ)」より
【CONTENTS】
Chapter1 義歯への信念と治療哲学
1 今井メソッドデンチャーの原点
2 経営戦略的観点から考える“今井メソッドデンチャー”
Chapter2 今井メソッドデンチャーの理論的背景(機能を最優先した安定義歯製作法)
1 解説編
総論
各論 基礎
各論 応用
2 図説編
総論
各論
Chapter3 今井メソッドデンチャーの臨床
1 解説編
2 図説編