超高齢社会を迎え、義歯の需要はますます増加していますが、特に近年、無歯顎患者においては著しい顎堤の吸収など、対応が難しい症例が増えています。このような義歯難症例に対してリラインは有効な治療法とされています。
本書は、顎堤が吸収するメカニズムをはじめ、各種リライン材の特徴と使い分け、硬質材による直接法リライン、軟質材による間接法リライン、そしてリライン後の義歯の研磨のコツなど、適切に対応するために必要な知識と技術についてわかりやすく解説しています。
【主な内容】
Ⅰ 顎堤吸収のメカニズムは?
Ⅱ 各種リライン材の特徴と臨床上の使い分け
Ⅲ 硬質材料を用いた総義歯のリラインのコツ
Ⅳ 直接法の実際
Ⅳ 下顎総義歯に軟質リライン材を間接法で用いるコツ
Ⅴ リライン後の義歯を審美的に仕上げるコツ