抜歯後のトラブルに慌てないためのノウハウを細やかに解説
抜歯術は、歯科臨床の基本的小外科処置として広く行われていますが、時には術後に「強い痛み」「創部の併発症」「長期的な知覚神経障害(しびれ)」やその他の偶発症・併発症が生じ、対応に苦慮するケースがしばしばみられます。これらの症状が患者に「歯科医師の施術や管理のミス」であると誤解されることで、クレームやトラブルに繫がることも少なくありません。そのため、抜歯後仏痛に関連する問題を未然に防ぐためには、術後の仏痛や偶発症・併発症のメカニズムを正しく理解し、的確に対応する知識と技術が求められます。
本書は「抜歯後仏痛」を深掘りした月刊デンタルダイヤモンドの人気連載をベースに加筆・修正・項目追加を行い、歯科臨床における日常的かつ重要な課題について多角的な視点から深く掘り下げています。
口腔外科の基礎力向上におすすめの一冊です。
<CONTENTS>
Chapter 1 おさえておきたい基礎知識
Chapter 2 ケース別・痛みの原因と対応
Chapter 3 抜歯および抜歯後管理 ~ここが知りたいQ&A~
Chapter 4 抜歯後疼痛まとめ