摂食機能を少しでも取り戻した患者さんが「食べた先」には何があるのでしょうか?
歯科衛生士として、訪問診療を続ける著者が考える訪問歯科診療の作法、ICF(International Classification of Functioning, Disability and Health)やACP(Advance Care Planning)を豊富な実例をまじえながら解説。特に印象に残った3症例は事例紹介に挙げました。どのような最後を迎えたいか、患者さんの看取りからエンジェルケアまでを担う著者ならではの視点、気付きは皆さんの大きな助けになるはずです。
患者さんやご家族が笑顔になれる、楽しい時間を一緒に過ごせる訪問歯科診療。今まで訪問をしたことのない方、興味はあるけど何となく一歩先に進めない方、ぜひ本書から訪問歯科の世界に飛び込んでみてください。
【目次】
第1章 訪問歯科診療のお作法
第2章 ICF(国際生活機能分類)を用いた個人情報の整理
第3章 事例紹介
【事例1】舌根部ガン末期 独居の在宅看取りを多職種で支援した一例
【事例2】認知症高齢者 認知症高齢者の生活支援の一例
【事例3】エンジェルケアの経験 神経難病高齢者の独居生活を支えた一例
第4章 どのような最後を迎えたいか -患者さんの希望と歯科治療-