いったんうまくいった治療でも後々再治療を繰り返すことにんなった経験は誰しもあるだろう。
その原因として咬合に大きな問題を抱えていた場合には、どう対応すればよいのだろうか。
そもそもできる限り再治療を避けるためにはどうすればよいのだろうか。
本書はその答えの一つとして、著者がこれまでの臨床経験で培ってきた「適正な下顎位の数えかた」を中心に、症例の「みかた」と実践方法、症例の数々を余すところなく紹介。
<Contents>
第1章 顎位の問題が引き起こすさまざまな症状
はじめに
1-1 顎口腔系崩壊の機序
1-2 顎偏移位によるTraumaが引き起こす口腔系の問題
1-3 顎関節に起こる変化
まとめ
第2章 中心位の考え方と臨床的応用
はじめに
2-1 中心位に関する議論の変遷
2-2 下顎安静位とDeprogramming
2-3 中心位採得の実際
Case2-1
Case2-2
まとめ
第3章 顎位が安定しやすい理想咬合
はじめに
はじめに
3-1 歯の保存と咬合関係
3-2 理想的な歯の位置と形態
3-3 機能から考える歯の位置と形態
Case3-1
Case3-2
3-4 Gonial angleと下顎位の変化しやすいパターンから見極める理想咬合
まとめ
第4章 症例供覧
はじめに
Case4-1
Case4-2
Case4-3
まとめ
第5章 経過症例から考える
はじめに
Case5-1
Case5-2
Case5-3
まとめ