忙しい日々の臨床のなかで、患者さんへの問診は、「主訴とその症状」だけで終わったりしていないでしょうか?
その先の、「症状の変化や歯科的既往歴、全身疾患など」もきっと聴くことができるはずです。
そして、患者さんの「言葉にしない何か」に気付くこともできるはずです。
そのために必要なのは、「口腔内の疾患や全身疾患への知識、そして患者さんの心にグイッと入り込む勇気と、ほんの少しの愛嬌」、そして本書です。
問診を通じて、「患者さんに必要とされる歯科衛生士」になりましょう!
(括弧内は本書の「はじめに」から)
<目次>
総論 問診ってホントに大切!
1.患者さんいとっての最適・最善な治療とは?
2.「問診が上手な歯科衛生士」と「問診に時間がかかる歯科衛生士」の違いとは?
3.まずは「主訴」「現症」「現病歴」「歯科的既往歴」を理解する
4.患者さんから何を聴いて、何を歯科医師に報告するのか?
5.周辺地域の病院を把握しよう
各論
1.膠原病(全身性エリテマトーデス;SLE)の患者さん
2.糖尿病の患者さん
3.歯周病由来で総義歯になった患者さん