中垣先生は愛知学院大学歯学部口腔衛生学講座に入局してから、42年間、榊原悠紀田郎教授、ウエザレル教授等、多くの先生方と出会い、口腔衛生学の発展のために、研究・活動を続けてきた研究者のお一人である。
中垣先生の足跡とは、すなわち口腔衛生学の発展なのである。
本書ではその足跡の一端として、エナメル・バイオプシー、歯・骨硬組織・バイオフィルム中のフッ化物濃度分布、三重県朝日町飲料水中フッ化物添加物、唾液やグルコースクリアランスなどの研究、8020運動の疫学研究調査、住民・児童生徒・産業従業員の歯の健康づくりの活動を解説している。
ご一読いただければ、口腔衛生学が何であるかが理解でき、読者のさらなる歩みにつながることになるだろう。
【CONTENTS】
第1章 口腔衛生学を学ぶ
第2章 「歯は生きている」を学ぶ研究
第3章 歯の健康づくりと地域活動
第4章 歯の健康づくりと社会
第5章 歯科の専門家の役割
コーヒーブレイク①~⑧