スプリントは、大きな侵襲を伴わずに多くの治療効果が望める“すぐれた治療用装置”として、顎関節症の初期治療で活用されています。中でも、スタビライゼーションスプリントは、咀嚼筋の過緊張の緩和などにすぐれた治療効果を発揮し、現在、最も幅広く応用されているスプリントです。しかしこれまで、スタビライゼーションスプリントのスタンダードな作製法や調整法について、体系的にまとめられたものは、ほとんどありませんでした。
本書は、スタビライゼーションスプリントについて、その作製法、使用法、調整法から技工の要点といった基本事項を網羅し、臨床での手順に従って解説したものです。経験豊富な執筆陣が、すべてのステップを写真で示しながら、一歩一歩かみくだいて述べていますので、初心者にも理解しやすい構成となっております。
スプリントに対する見方が180°変わる画期的な本です。ぜひご一読を!